双極症と向き合う:夢と自己管理と軽躁ブースト
~私の経験から見えてきたもの~
今日は「双極症の夢と自己管理と軽躁ブースト」について考えていきたいと思います。これは私の個人的な経験と思索の記録です。
SNSから見える双極症の現実
私は双極症(双極性障害)の方々のXのポストを見ていると、一部の方が夢をあきらめてしまっているように見えるときがあります。ネガティブな投稿が多いのは、体調的に仕方のないことだと思っていました。しかし、実際はもっと希望がある方向に違っていたのです。
私たちが見る夢の種類
夢にもいろんな種類があります。
- 双極症特有の躁で抱く、果てしない壮大な夢想
- 現実的で手の届きやすい夢や目標
- 他人の幸せを願う、利他的な夢
危険な爆弾を抱えて
我々は躁という爆弾を身体に抱えて生きています。とてつもない爆発力で何かを行動できる一方で、時にとんでもないことをしでかします。人間関係を壊したり、取り返しのつかない行動をとってしまうこともあります。
軽躁ブースト:諸刃の剣
⚠️以下注意してご覧ください⚠️
軽躁ブーストは大変危険な両刃の剣です。すべての人に推奨できるものではありません。むしろ、ほとんどの方には避けていただきたい手法です。
しかし、我々双極症の特性として、この状態を完全に理解したうえで、細心の注意を払って私は使う事ができることがあります。それが「軽躁ブースト」です。
軽躁は一般の方には「少し元気」程度にしか見えないかもしれません。しかし、我々の生産性は飛躍的に高まることがあります。特にクリエイティブな作業では、軽躁でしか作り得ないきらめきのようなものが生まれることがあります。
ただし、これを使うには絶対的な条件があります。
- 自分の状態を完全に把握できていること
- 即座に終息させる技術を持っていること
- 信頼できるサポート体制があること
- 暴走のリスクを常に意識していること
例えば私の場合、この文章は夜20:50から書き始め、21:15には終息できています。軽躁ブーストと終息のワザは1セットでなければならないのです。
大切なことを忘れずに
軽躁ブーストは心地が良いものの時があり連発したくなる時があります。
しかし、何より大事なのは、大切な人を大切にすることです。どんな夢も、大切な人々を傷つけるものであってはいけません。
私たちは人口のたった0.6%しかいない、特別な性質を持つ人たちです。その特性は時に苦しみをもたらしますが、適切に管理できれば、独自の可能性を開くこともできます。
まずは自分の体調管理をしっかりし、うつから抜け出すことが第一歩です。 夢を見るのはそこからです。
内側に向いていたものを外側に発散する。それが夢であり、未来への希望です。