双極症に心理教育をオンラインで提供?! #1【まど・ふと対談】

youtubeでは、薬剤師で双極症のまどっちと、公認心理師/社会福祉士で双極症の布団ちゃんが対談形式で、ネット心理教育の裏話などを不定期に投稿しています。
一方で、「動画では見づらい」「長くて時間がない」という方もいらっしゃると思います。
今回は【まど・ふと対談#1】の以下の動画を要約して文字起こししてみました。
双極症に心理教育をオンラインで提供?! #1【まど・ふと対談】
双極症に心理教育をオンラインで提供?!

ネット心理教育の布団ちゃんです。今日はまどっちさんとネット心理教育や心理教育について対談形式でお話したいと思います。



よろしくお願いします。



まずは自己紹介から。私は公認心理師で社会福祉士、双極症、ADHD、ASDの当事者でもあります。まどっちさん、お願いします。



私は薬剤師で、双極症とADHDの当事者です。



以前、まどっちさんはツイキャスで、薬についての情報発信をしていたんですよね。



そうですね。当時は心理教育をやっているつもりで、最新の双極症に関する治療や薬剤に関する話を正しく伝えていくのが心理教育だと思ってました。それが今のネット心理教育につながっています。



それが今の活動に繋がってるんですね!どんなきっかけがあったんですか?



布団ちゃんからコラボのお話をいただいた時、WHOの健康モデル(生物・心理・社会)を思い出したんです。この3つが良好な状態を健康と定義するんですよね。情報発信を通して、この健康モデル全体を満たせるんじゃないかなと思ったんです。



その頃、私は臨床の現場における精神疾患治療に限界を感じていたんです。薬だけでは社会復帰までいかない人が多いように思えて。



薬物療法は症状を抑えるけれど、それだけでは不十分なんですよね。私も薬に関する知識はありましたが、分断された知識でしかなく、全体像が見えていませんでした。



私も渡された薬をただ飲むだけでは改善しませんでした。生活習慣も悪かったし、維持しなきゃいけないこととか知らなかったし。



精神疾患の薬は今日飲んだら明日治るものではないですし、効果の判断には時間がかかります。3ヶ月を目安に主治医と効果判定の目標を共有するのがおすすめです。



日本では心理教育があまり普及していないわけですが、 世界的には結構普及しているわけですよね。



私もどうしてだろうと思っていました。 WHOのホームページにある双極症の治療に関する手引きには、まず町内会の会長さんのところに行きなさいと書いてあるんですよ。



医者じゃなくて?



そう。 会長さんに対してまずは勉強してくれみたいな。貧しい国では、医療が発達していないため、最初に心理教育を行うみたいです。処方できる薬は炭酸リチウムやクエチアピンなど、安価な薬に限られているんです。



日本は高価な新薬にもアクセスできますが、心理教育への注目度が低い。アメリカでは、医療保険によって受けられる医療に格差があります。
薬にアクセスできる日本でも、渡された薬を飲むだけだったら改善しなかった。だから心理教育は必要ってことですね?



その通りです。心理教育の中身は、自分の病気や薬の知識、自分が何やったらいいかを身につけること。勉強することで症状が改善するんです。



精神疾患について勉強すると精神疾患が治る?
それって不思議ですよね。



薬を飲むと治るというのは分かりやすいですが、勉強したら治るというのは何?って感じがしますよね。でも、実際には研究でも効果があることが分かっているんです。



規則正しい生活やストレスへの対応、自分の病気について知ることなど、病気との付き合い方を学ぶことが大切ですね。



自分の病気は自分で治す、という意識が大切です。



また、集団心理教育は、ある程度症状が落ち着いてから参加するのがおすすめです。



双極症の人にしか役に立たない形式ではないと思います。規則正しい生活やストレスへの対応は、精神疾患全般に言えることです。
今回はここまでにしようと思います。ありがとうございました。



ありがとうございました。
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