国際双極症学会2025:最新情報

目次

国際双極症学会2025@千葉の追加情報、得ました

布団ちゃん

こんにちは。NPO法人ネット心理教育ピアサポート副理事長の木野内南(@布団ちゃん)です


国際双極症学会2025」が日本(千葉:幕張メッセ)で開催されるということで、これは滅多にないチャンスだと思い、色々な情報を発信しています。

1本目のコラムではプログラム(スケジュール)の和訳などをコラム上でダウンロードできるようにしました。

日本語版プログラム(by 布団ちゃん*完璧じゃないかもです)
https://shinrikyoiku.com/wp-content/uploads/2025/04/JPISBD2025_Schedule_Web.pdf

英語版プログラム(by 公式)
https://isbd.societyconference.com/conf/#sessions/conf10006

2本目のコラムでは、参加方法や申し込みのお問合せの英語メールの例文を載せました。

今回は国際双極症学会2025に関して、これまでに私も知らなかった新しい情報の追加や、補足などをしていきたいです。

参加費用に関して

当事者枠(当事者・ご家族・支援者など)の参加費は基本195ドル=2025年4月14日時点の換算で約27,800円〜27,900円程度
正直高い。すごく高い。
・しかし、メールでの問い合わせや登録情報を伝えると、195ドルから割引される可能性がある(全員そうなるとは限らない)
・条件によってはびっくりするくらい割引される可能性もある(全員そうなるとは限らない)
「これだったら私も行ける!」と思う金額を提示されるかどうか、とりあえず問い合わせしてみるのも有りだと思います。
研究や医療の分野で働いている当事者は、当事者枠ではない区分を案内される
 (これは私は納得していないので、いつか国際双極症学会の理事長になって、仕組みを変えます!冗談を受け止めて!笑)
まどっちさんがまだ登録してないので、薬剤師で無職+NPOの場合はどうなるか実験予定

★195ドルは「早期登録価格」なので、お気をつけてください。「早期登録」は2025年5月15日までです。

日本語でも問い合わせできる

当事者枠での登録や参加費の詳細は、運営事務局に問い合わせが必要です。
なので2本目のコラムでは英語での問い合わせの例文を載せたりしていました。

ところが!
衝撃の事実が発覚し、今回の国際双極症学会2025の運営には、英語圏の運営会社だけでなく、日本の運営会社も関わっていることを、松尾幸治先生(埼玉医科大学医学部教授/国際双極症学会理事(アジア地域担当))に教えてもらったのです。

なので日本の運営会社に問い合わせれば、最初から日本語でメールを送ってOKだし、日本人スタッフが対応してくれるので、もちろん日本語のメールが返ってきます

ただし、日本の運営会社への問い合わせでは、英語圏の運営会社と「この参加者は当事者枠でしょうか」とか「この参加者の割引はいくらでしょうか」などのやり取りをするため(想像)、対応に時間がかかることもあるそうです。

メールアドレス: isbd2025-registration(@)icsevents.com *(@)にしていますが、()を外さないと届きません。
件名例:ISBD2025における当事者枠での参加登録について
宛名例:ISBD2025運営事務局 ご担当者様

日本語メール例文(Ver. 1.0)

布団ちゃん

(タイトル)
ISBD2025における当事者枠での参加登録について

(本文)
ISBD2025運営事務局 ご担当者様

初めて連絡させていただきます。ミミ・マルケス(←あなたの名前)と申します。
ISBD2025における当事者枠での参加登録について伺いたく、連絡いたしました。
私はISBD2025に、双極症の当事者としての参加を希望しております。
当事者向けの登録カテゴリーがあり、また、参加費の割引が適用される可能性があると伺っております。
その対象となるかどうか、また該当する場合の申請方法について教えていただけますと幸いです。
日本在住ですので、この貴重な機会をとても楽しみにしております。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ミミ・マルケス(←あなたの名前)

英語で問い合わせたい方へ

日本の運営会社はレスポンスが遅いみたいだし、私は英語でチャレンジしてみます! という方への情報です。
日本在住です」「日本から送っています」「日本の当事者です」など、「私は日本人です!」という内容を英語で含めると、日本の運営事務局をメールのCCに入れてくれる可能性があります。
もし私がこれから問い合わせする立場だったら、日本の運営会社もメールの確認をしてくれる方が安心だと思ったので、問い合わせ例文例を改訂しました。

メールアドレス: ISBD(@)ParthenonMgmt.com *(@)にしていますが、()を外さないと届きません。
件名例:Inquiry About Lived Experience Registration for ISBD 2025
宛名例:Dear ISBD Meeting Team,

英文メール例文(Ver. 1.1)

返事が来て戸惑ったら、DeepL翻訳ChatGPTGoogle翻訳などでの翻訳をお勧めします。
いざとなったら布団ちゃんまでご連絡ください。お返事遅れるかもですが、対応します!

布団ちゃん

(タイトル)
Inquiry About Lived Experience Registration for ISBD 2025

(本文)
Dear ISBD Meeting Team,

My name is Mimi Marquez (←あなたの名前), and I am writing to inquire about the registration category for individuals with lived experience of bipolar disorder.
I am a person living with bipolar disorder and live in Japan. I am very much looking forward to attending the upcoming ISBD 2025 Annual Meeting in Chiba.
I understand that there may be a reduced registration rate for individuals with lived experience. I would appreciate your letting me know whether I am eligible for this category and how to apply.
Thank you very much for your time and support.
I look forward to your response.
Best regards,

Mimi Marquez (←あなたの名前)

まどっち

(タイトル)
ISBD2025における当事者枠での参加登録についての問い合わせ

(本文)
ISBD事務局 ご担当者様

はじめまして。ミミ・マルケス(←あなたの名前)と申します。
双極症の当事者として、ISBD2025年次学会への参加を希望しており、「当事者としての登録カテゴリー」についてお問い合わせさせていただきます。
私は双極症を抱えて生活しており、日本に在住しています。千葉で開催されるISBD2025年次学会に参加できることを、とても楽しみにしております。
当事者向けの割引料金があると伺いました。このカテゴリーに該当するかどうか、また申請の方法について教えていただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
ご返信をお待ちしております。
敬具

ミミ・マルケス(←あなたの名前)

当日の翻訳に関して

国際双極症学会の発表は基本的に全て英語でなされます。
英語から日本語への翻訳はどうなっているのか、英語圏の運営会社の方に教えてもらいました。

・当日は全セッションがAI翻訳される
WordlyというAIを使う
・以下のホームページでデモンストレーションが確認できます(音声が流れます)

try.wordly.ai/app

プログラムの冊子に関して

日本国内で、何らかの分野の学術大会に出席したことのある方は、開催期間中のスケジュールや発表内容などがまとめられた分厚い紙のプログラムの冊子を会場で受け取ったことと思います。
そこで、今回の国際双極症学会ではそういったプログラムが置いてあるのか、日本語訳のプログラムはあるのか、これまた、埼玉医科大の松尾先生に伺いました(お忙しいところありがとうございます)。

・会場では発表内容がまとめられた分厚いプログラムは、英語でも日本語(開催現地の言語)でも配布しない
・ISBD2024ではスマホサイズの紙のパンフレットを作った
・国際双極症学会含め、国際学会はスマホやPCを用い、インターネット上でプログラムを確認するのがスタンダード

私は国際学会に出たことがないので、最近の流れをChatGPTに聞いてみました。

紙のプログラム冊子を配布しないケースが主流
近年の国際的な医学系学会(例:APA(米国精神医学会)、WPA(世界精神医学会)、ISBD(国際双極症学会)など)では、紙のプログラム冊子を配布しないのが一般的です。
理由
・環境への配慮(サステナビリティ)
・経費削減
・アプリやWebサイトの利便性向上

なお、発表内容のまとめは、公式のWeb上でPDF形式でダウンロードできます。
https://isbd.societyconference.com/conf/#sessions/conf10006

また何か新しい情報を得たら、コラムにまとめますね!

関連リンク

国際双極症学会2025・登録ページ
https://www.isbd.org/registration

国際双極症学会2025・スケジュールや発表内容の詳細のページ
https://isbd.societyconference.com/conf/#sessions/conf10006

国際双極症学会2025の詳細情報(ネット心理教育コラム:2025/04/06公開)
https://shinrikyoiku.com/2025/04/06/isbd2025_20250406/

国際双極症学会2025:申し込み方法など(ネット心理教育コラム:2025/04/15公開)
https://shinrikyoiku.com/2025/04/15/isbd2025_20250414/

以上

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この記事を書いた人

NPO法人。ネット心理教育では、双極性障害の知識や治療法の情報をYouTube動画とZoomのグループワークで広めています。心理教育とは、病気や治療に関する知識を身につけ『生きる力』にするための心理療法の一つです。

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