双極症の作業療法士「休職中の過ごし方」

おと

双極症当事者で作業療法士の「おと」です。

先日、私が「2週間の休職」になったことをコラムにまとめました。
こちらのコラムを読んでからのほうが、今回の内容がわかりやすいと思います。

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たくさんの反応があり、心配してくださっている皆様、ありがとうございます。
凄く励みになっています。
コラムを書いている今、休職の診断から1週間が経とうとしています。
今回は、そんな私の休職中の症状、過ごし方についてお話できればと思います。

目次

現在の症状

休職前から、「不安」「イライラ」「希死念慮」というものはありませんでしたが、「ちょっと抑うつっぽい」というのはありました。現在は抑うつはありません。
疲れは抜けてきてはいますが、もう少しといったところです(多分動きすぎ?かもしれません)。
朝何回も目覚めてしまう件に関しては、まだ時折あります。「暑くてどうしようもない!」と起きてしまうことがほとんどなので、環境のせいかなと思っています。


一方、処方された睡眠薬を飲むとなぜか睡眠の質が悪かったです。副作用を見たら「悪夢」があったので納得。
現在は飲まずに寝ていますがスッキリ起きられ、睡眠の質が高まっている印象です。
本当は指示された通り飲んだほうがいいのでしょうが、睡眠薬なのでいいかな…と思っています。
医療職として「服薬は絶対!」という身としては説得力が欠けますが、看護師の妻がOKと言っているので大丈夫ということにします。言い訳ですかね(笑)。

「顔が青白い」と言われるのが気になる

体調面は大分良いのですが、「顔が青白い」と言われるのが気になっています。
診断書を職場に出しに行ったときや、妻にたびたび「青白い」と言われています。
ショックなのですが、「ストレスが溜まっていたんだなぁ」「身体がSOSを出しているのかなぁ」
と受け入れ、顔の青白さを体調チェックとして利用することにしました。

私の休職中の過ごし方

本題に入りまして、休職中の過ごし方についてお話していきます。
「重いうつ」ではないので、正直参考にならないかもしれません。
ですが、私が「当たり前」「意識しなきゃ」と思ってやっていることが、皆様の「参考になる」かもしれませんね。

就寝・起床時間の固定

仕事をしているときと同様に22時半には就寝、6時10分には起床します。
夜は21時になると眠気が襲ってきますし、朝は愛猫のご飯の催促があるので、必然的に固定されます。
ですが、朝早くからカーテンを開けて行動することで、気分が前向きになる気がします。
「休職中だから」「体調が悪いから」と生活リズムが崩れると、どんどん調子が悪くなると思いました。

食べたいものを食べて、時間を固定する

仕事中は訪問看護ということもあり、昼食は簡単に済ませていました。
日によって勤務時間もバラバラで、食事時間も同様でした。
現在は栄養バランスを考えつつ、食べたいものを食べるようにしています!
食べたいものを食べる=「生活の質(QOL)の向上」だと思いますし、実際に心身バランスが全く違う実感があります。
もちろん、食事時間もできるだけ固定しています。ちなみに自分が作るご飯が一番美味しいので、ほとんど自炊です。

運動時間の確保

仕事や家庭が忙しくなると、「運動時間」は自ら作らないと確保できません。
私自身、運動をしなくなると体調が崩れ、症状が出やすくなります。
現在は筋トレをしたり、雨の日でも散歩をするようにしています。
自然や五感を利用しながらの散歩はとても気持ちいいですし、「こんなのところにお店あったっけ?」など新たな発見もあります。私は30分以上してしまいますが、最初は外にでるだけ、5分でもいいと思います。

まとめ(やりたいことをとにかくやる!)

休職中の症状や、過ごし方についてお伝えしてきました。
皆様の参考になるところはあったでしょうか?
個人的には「こんなコラムでいいのかな?」心配していますが…。

私の休職中の考えは「とにかくやりたいことをやって、楽しむ!」
やりたいことをやることは、こころや脳の疲労回復、ストレス軽減、QOLの向上になるかなと思います。

ゲームや読書をしたり、筋トレをしたり、行きたいところに行ったりととにかく楽しんでいます。
休職中なので不謹慎かもしれませんが、「健康が大事!」と思っているので気にしていません。
どう過ごすかは自分次第、せっかくなら楽しんで過ごしたいですもんね。
「軽躁」や「抑うつ」といったサインに気を付けつつ、過ごしていきたいと思います。

【注意事項】

  • ※本コラムは、双極症に関する経験や知識をもとに執筆されたものであり、すべての方に当てはまる内容ではありません。個別の診断や治療については、必ず主治医等の専門家とご相談ください。

以上

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この記事を書いた人

作業療法士(OT)で双極性障害Ⅱ型当事者。妻と猫の3人暮らし。
最近短時間就労を始める。
作業療法士という医療職として、双極症の知識や個人でも行える作業療法の技術をお伝えできればと思っています。少しでもお役に立てると嬉しいです。

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