こころのバリアフリー研究会総会、発表会の裏側

こんにちは!
ネット心理教育のピアスタッフ、凛です

先日「第11回公益財団法人こころのバリアフリー研究会総会」にて「無知による差別」というテーマで口頭発表を行いました。
その発表に至るまでの裏側をまとめました。

目次

はじめに

2025年6月7日(土)〜6月8日(日)に、NTT東日本関東病院にて行われた、第11回公益財団こころのバリアフリー研究会総会で「無知による差別」というテーマで口頭発表を行いました。

当日は、参加費を支払ってまで私の発表を聞きに来てくれた仲間も居ました。本当にありがとうございました。

凜さんらしかった」「凜さんの人生の数ページを知ることができました」「双極症のことが分かりやすい内容でした」などの、嬉しい感想をいただきました。

そんな嬉しい一日を迎えるまでに至る準備などの裏側をお話しします。

応募のきっかけ

2025年3月頃「こころのバリアフリー研究会」の発表に参加しませんか? と、布団ちゃんから、ネット心理教育のスタッフにお知らせがありました。

【だれもが「自分ごと」 こころのバリアフリー】という総会テーマだったので、自分の体験と想いをお伝えしたくて、申し込もうと決めました。

いままでの自分の出来事をまとめたいと、ちょうど思っていた時期でもありました。

学会などの発表は初体験!

学会発表というのは初めてで、何から手を付けて良いのかさっぱり分からなかったです。
布団ちゃんに聞いたところ「”抄録(しょうろく)”を事務局へ送りましょう」と教えてもらい、規定の800字に収まるように、まずは抄録をまとめました。

本当は「口頭発表しなくても、抄録が抄録集に載れば良いなぁ~」というくらいの思いで応募したのです。

…ところが、しばらくして、日数が経ったある日「こころのバリアフリー」のホームページを検索して見ていたら、私の名前が総会のスケジュールに掲載されており、ここで初めて私が口頭発表をすることが決まったのだと知りました!!

布団ちゃんに報告すると「おめでとう!」と言ってくれました!

何から手を付けて良いのか

それからは、800字にまとめた抄録に今度は肉付けをする作業に専念します。

始めは4分程度しかなかった発表原稿を、何回かの打ち合わせで15分前後の発表内容に膨らませました。

自分の想いを順序立てて文章にまとめるのって難しいです!!

昔のことを思い出す

原稿の中には、昔の自分の体験などを盛り込みました。

辛かった日々を思い出したりして、結構辛い思いもしました…。

しかし、何度も書き直しているうちに自分でも読み慣れてしまって免疫ができたかもしれません。

思いの丈をぶつけましょう!」という布団ちゃんの言葉にも背中を押されました。

布団ちゃんと二人三脚

原稿作成と同時にスライドも作成していきました。スライドとは、発表時に使うプレゼン資料のことです。

もちろんスライドなど作成したことがなく、布団ちゃんにおんぶに抱っこ! 布団ちゃん、ありがとう!

スライドはCANVAで作りました。私は普段から、YouTubeのサムネイル作成でCANVAを使っていたので、布団ちゃんから操作方法を教わってからは楽しく作業ができました。

当日の発表までの体調管理

体調管理は、発表の準備が忙しく、やや軽躁気味に…。

担当医に発表のことを話して「少し軽躁気味かもしれない」と伝えると「発表は躁気味じゃないとやってられないのもあるし、症状ではないから心配しなくて大丈夫」と言われ安心しました。

ただ、初めての体験で緊張して、睡眠時間は短かったかもしれません。

風邪など引いて、当日休むなんてことは絶対にできないから、喉の調子が少し悪いと感じたときには、すぐに内科を受診して薬を処方してもらい、調節しました。

発表の当日〜タイム・スケジュール〜

 4:30 起床(久し振りにお化粧をする)
  ↓
 6:30 出発
  ↓
 7:00 自宅最寄駅着
(昼ごはん購入)
  ↓
 7:30発 乗車
  ↓
 8:15 五反田駅着(会場最寄駅)
  ↓
 8:45 会場着
  ↓
 9:15 受付開始
  ↓
 9:30 発表開始(発表時間15分、質疑応答5分)

無事に発表を終える

いままで練習してきた中で、一番上手に話すことができました。

隣に布団ちゃんが居てくれたのは、とても心強かったし、会場に仲間の顔が見えたのもとても安心できました!!

発表後に行うこと、そして感想

発表後、何名かの方にご質問をいただきました。

凜さんが考える、最も良いと思われる心理教育の広め方は?」というご質問に対して、私は「口コミが一番だと考えており、今の時代はやはりSNSによる口コミが一番広がりやすいと考えています」とお答えしました。

ご質問いただいた方には、発表後にご挨拶に伺わせていただきました。
当NPO法人パンフレットを監修してくださっている、秋山剛先生にもご挨拶できました。

お名刺をいただいただいた方への「ご連絡のお作法」なども布団ちゃんに教わり、無事に全てを終えることができました

とても良い体験でした。まさに、「社会参加」って感じでした!

最後に…

ふとした思い付きで応募した発表を無事に行うことができたのも、背中を押してくれた布団ちゃんのおかげですし、発表内容の原稿作成、スライド作成など、布団ちゃんの助けが無かったら、できませんでした。

また当日の発表も、応援してくれたスタッフのおかげで頑張ることができました。

心からお礼申し上げます。

発表して本当に良かったです

これからも心理教育を広めるために、このような機会がありましたら、また参加したいと思っています。

ありがとうございました。

【注意事項】

  • 本コラムは、双極症に関する経験や知識をもとに執筆されたものであり、すべての方に当てはまる内容ではありません。個別の診断や治療については、必ず主治医等の専門家とご相談ください。

以上

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この記事を書いた人

NPO法人。ネット心理教育では、双極性障害の知識や治療法の情報をYouTube動画とZoomのグループワークで広めています。心理教育とは、病気や治療に関する知識を身につけ『生きる力』にするための心理療法の一つです。

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