双極症の方がセカンドオピニオンを受けるにはどうしたらいい?
特に精神疾患は様々な症状を呈すため、診断が定まりにくいのが現状です。
双極症と診断されるのに時間がかかったり、現在の診断に納得されていない方もいるでしょう。
そんな方は「セカンドオピニオン」を受けてみるのはいかかでしょうか。
私もセカンドオピニオンの経験者です。最後に体験談を記載します。
セカンドオピニオンとは
主治医とは別の医師に、自分の病気の診断や治療法について、もう一つ意見を求めることです。セカンドオピニオンは権利であり、納得して治療するための可能性が広がります。
セカンドオピニオンを受けるメリット
・複数の意見を聞くことで、より客観的な判断ができる: 主治医だけでなく、別の医師の意見も聞くことで、より多くの情報に基づいて、自分の治療法を選ぶことができます。
・治療法に対する不安の解消: 複数の医師から同じような意見が出れば、治療に対する不安が軽減されることがあります。
・治療へのモチベーション向上: 納得のいく治療法を選び、治療へのモチベーションが向上する可能性があります。
デメリットもある
・費用: 保険が適用されない場合もあり、全額自己負担となることがあります。
・時間: 複数の病院を受診するため、時間的な負担が大きくなることがあります。
・精神的な負担: 複数の意見を聞くことで、かえって混乱してしまう可能性もあります。
セカンドオピニオンを受けるためのステップ
1.主治医への相談
まずは、現在の主治医にセカンドオピニオンを受けたい旨を伝えましょう。主治医は、あなたの病状や治療状況を詳しく理解しているため、適切なセカンドオピニオン先を紹介してくれることがあります。
2.セカンドオピニオン先を探す
主治医の紹介以外にも、以下の方法でセカンドオピニオン先を探すことができます。
- インターネット: 精神科専門医のリストや、セカンドオピニオンを行っている病院の情報を検索できます。
- 患者会: 同じ病気を持つ患者会に相談すると、経験者から病院の紹介を受けることも可能です。
- 医療機関の相談窓口: 病院の相談窓口で、セカンドオピニオンに関する相談に乗ってもらうこともできます。
3.受診の準備
・紹介状: 主治医から紹介状を書いてもらうとスムーズです。
・診療情報提供書: これまで受けてきた検査結果や治療内容が記載された書類です。
・お薬手帳: 持参することで医師からの見解を聞くことができます。
・質問リスト: 聞きたいことを事前にまとめておくと、診察の際にスムーズに質問できます。
実際にセカンドオピニオンを受ける病院を受診し、医師にあなたの状況を詳しく説明しましょう。
私のセカンドオピニオン体験談
忘れもしない2023/07/25。起きると大鬱が遅い、涙が出て起きれない。直感で「仕事休んで受診しないと死んでしまう」と思いました。かかりつけのない私は県が行っている「こころの健康相談」にすぐさま電話。何度かかけ直してやっと出てもらい、いくつか病院を教えてもらいました。
しかし、皆さんもご存じの通り、精神科や心療内科の初診は予約をとっても何週間先がほとんど。「それでは手遅れだ」と思い、即日受診できる心療内科にわらにもすがる思いで駆け込みました。この選択は間違っていたのですが…。
たくさんの書類を書いていざ診察。医師と視線が合わない、薬だけ処方。Shrinkに出てきた某クリニックのようでした。
納得もいかない、薬も調べてみると「ん?飲み合わせどうなの?」と思ったので、看護師である妻に相談。
妻の勤め先の医師が精神科を紹介してくれ、セカンドオピニオンで受診。ここまで1週間。うつ病→双極症と診断されました。
まとめ
私のセカンドオピニオンは特殊ですが、誰にでもうける権利があります。主治医に相談するのがベストですが、納得いかない場合は公共機関に相談したり、精神科病院に電話するのがいいでしょう。緊急を要する場合は救急車や病院に駆け込んでもいいと思います。
また、関連サイトに都道府県別に「精神科緊急情報」を得られる一覧を張りました。参考にしてください。
参考サイト
・精神科におけるセカンドオピニオン | かとメン
・セカンドオピニオンとは?申込方法や手順、料金の目安、オンラインセカンドオピニオン外来などを解説|オンライン診療サービス おうち病院
・全国の精神保健福祉センター一覧|メンタルヘルス|厚生労働省