双極症の動画図書館 目録

双極症の動画図書館 目録|全30回ガイド
NPO法人ネット心理教育ピアサポート|双極症の動画図書館

双極症の動画図書館 目録

全30回を、6つの「本棚」に整理しました。

第1回から順番に見ても、今の自分に必要なテーマから見ても大丈夫です。ここでは、動画図書館の全体像と、各回で学べることを紹介します。

6つの本棚

双極症について学ぶ内容は広く、いきなり全部を理解しようとすると負担になります。そこで、全30回を6つのまとまりに分けました。

それぞれの本棚には役割があります。まず病気の基本を知り、次に自分の波に気づき、生活リズムや困りごとへの対処を学び、最後に治療・薬・主治医との連携、家族や周囲との支え合いへ進みます。

第1部第1〜5回
双極症の基本を知る

まず「双極症とは何か」をつかむ入口です。うつ病との違い、躁状態・軽躁状態、安定期の意味を整理します。

第2部第6〜10回
気分の波に気づく

自分の状態に名前をつけ、早めのサインに気づくための本棚です。記録の意味も扱います。

第3部第11〜15回
睡眠と生活リズム

睡眠、朝の光、予定の入れ方、休み方など、日々の生活を整えるための本棚です。

第4部第16〜20回
困りごとへの対処

浪費、人間関係、イライラ、大きな決断、うつ状態での過ごし方など、生活上の困りごとを扱います。

第5部第21〜25回
治療・薬・主治医との連携

治療の目的、薬を続ける意味、副作用の相談、診察で伝えることを整理します。

第6部第26〜30回
支え合いとこれから

家族や周囲との共有、再発予防プラン、心理教育の意味、双極症とともに生きる視点をまとめます。

第1部:双極症の基本を知る

1

双極症ってどんな病気?

双極症は、うつ状態と躁・軽躁状態を含む「気分の波」の病気であることを説明します。まず全体像をつかむ入口回です。

2

ここが違う!うつ病と双極症

うつ状態は共通しますが、躁・軽躁の有無が大切な違いになります。自己判断ではなく、主治医に伝える視点を強調します。

3

躁状態とは?

気分の高まり、活動性の増加、睡眠欲求の低下、浪費、対人トラブルなどを整理します。本人が気づきにくい点も扱います。

4

軽躁状態とは?

軽躁は「調子がいい」と見えやすい一方で、後から反動やトラブルにつながることがあります。早期サインとして扱います。

5

双極症には穏やかな時期もある

双極症は常に症状が強いわけではありません。安定期こそ、学びと備えの時間になることを伝えます。

第2部:気分の波に気づく

6

気分の4つの状態を知ろう

躁・軽躁・フラット・うつ・混合状態を整理します。自分の状態に名前をつける意味を伝えます。

7

“いつもと違う元気さ”に気づく

睡眠が減る、予定が増える、話す量が増える、考えが止まらないなどのサインを紹介します。

8

うつ状態のサインを知る

動けなさ、疲労感、自己否定、楽しめなさなどを症状として説明します。「怠け」ではないことを伝えます。

9

混合状態って何?

気分は落ちているのに、焦り・イライラ・衝動性が強い状態を説明します。つらさが強くなりやすいため、早めの相談を促します。

10

自分の波を記録する意味

気分、睡眠、服薬、出来事を記録することで、主治医との相談がしやすくなることを紹介します。完璧を求めない記録をすすめます。

第3部:睡眠と生活リズム

11

双極症と睡眠はなぜ関係が深い?

睡眠の乱れが気分の波と関係しやすいことを説明します。睡眠はセルフケアの中心であると伝えます。

12

寝る時間・起きる時間を整える

睡眠時間だけでなく、就寝・起床時刻の安定が大切であることを説明します。生活リズムの基本回です。

13

朝の光と生活リズム

朝の光、食事、活動開始のタイミングなど、体内時計を整える工夫を紹介します。専門用語は使いすぎず説明します。

14

予定を入れすぎない工夫

軽躁や再発の前に予定を詰め込みすぎることがあります。スケジュールに余白を作る考え方を伝えます。

15

疲れた時の休み方

休むことへの罪悪感を減らし、早めに休むことが再発予防につながると説明します。

第4部:困りごとへの対処

16

浪費が心配なとき

躁・軽躁時に買い物や契約が増えることがあります。カード管理、相談相手、購入前の待機時間などの工夫を紹介します。

17

人間関係でトラブルが増えるとき

話しすぎる、強く言いすぎる、急に距離を詰めるなどの変化を扱います。自分を責めず、早めに気づく視点を伝えます。

18

怒りっぽさ・イライラへの対処

双極症では気分の高まりだけでなく、イライラが目立つこともあります。刺激を減らす、休む、相談する工夫を紹介します。

19

大きな決断はいつする?

退職、転職、引っ越し、離婚、契約などの重大決断は、気分が不安定な時期には慎重に扱うことを伝えます。

20

落ちている時の過ごし方

うつ状態では小さな行動に分ける、助けを借りる、先延ばしを許すなど、現実的な過ごし方を紹介します。

第5部:治療・薬・主治医との連携

21

双極症の治療は何を目指すの?

治療の目的は、症状を抑えるだけでなく、再発予防、生活の安定、本人らしい暮らしを守ることだと説明します。

22

薬はなぜ続けるの?

薬には症状を和らげる役割と、再発予防の役割があることを説明します。中止・変更は主治医と相談することを強調します。

23

副作用が気になるとき

眠気、体重増加、手のふるえなど、薬の困りごとは我慢だけでなく相談してよいと伝えます。

24

主治医に何を伝えればいい?

気分、睡眠、服薬、副作用、生活の変化、家族から見た変化など、診察で伝える項目を整理します。

25

診察時間を上手に使うコツ

メモを持参する、優先順位を決める、前回からの変化を伝えるなど、短時間診察で役立つ準備を紹介します。

第6部:支え合いとこれから

26

家族や周囲にどう伝える?

病気の説明、困った時のサイン、してほしいこと・してほしくないことを共有する方法を紹介します。

27

家族はどう関わればいい?

家族は監視役ではなく、早めに気づく協力者になれることを伝えます。本人の尊厳を守る声かけを扱います。

28

再発予防プランを作ろう

自分の早期サイン、相談先、休む基準、避けたい行動などをまとめます。ゼミ的な実践回として使えます。

29

心理教育は何のためにある?

心理教育は医療と対立するものではなく、治療や生活を支える学びであることを説明します。NPOの理念に直結する回です。

30

双極症とともに生きる

双極症があっても、学び、備え、人とのつながりによって暮らしを整えられることを伝えます。シリーズのまとめです。

おすすめの見方

  • はじめての方:第1回から第5回までを見ると、双極症の基本をつかみやすくなります。
  • 今困っていることがある方:睡眠、浪費、人間関係、薬、診察など、気になるテーマから見ても大丈夫です。
  • 家族・周囲の方:第26回・第27回から見ると、本人の尊厳を守りながら支える視点を整理しやすくなります。
  • 診察前に整理したい方:第10回・第24回・第25回は、主治医に伝える内容をまとめる助けになります。

ご利用にあたって

  • この動画シリーズと解説コラムは、診断や治療方針を決めるためのものではありません。双極症の理解を助け、主治医との相談につなげるための心理教育教材です。
  • 薬の中止・変更、治療方針の変更は、必ず主治医に相談してください。
  • つらさが強いとき、衝動性が高まっているとき、自傷や希死念慮があるときは、早めに医療機関や相談窓口につながってください。
  • 動画やコラムで気づいたことは、診察メモ、家族との話し合い、再発予防プランの作成に活用できます。

参考文献

  1. 日本うつ病学会気分障害の治療ガイドライン検討委員会・双極性障害委員会. 日本うつ病学会診療ガイドライン 双極症2023. 医学書院; 2023.
  2. Colom F, Vieta E, Scott J. Psychoeducation Manual for Bipolar Disorder. Cambridge University Press; 2006.
  3. Colom F, Vieta E, Martínez-Arán A, et al. A randomized trial on the efficacy of group psychoeducation in the prophylaxis of recurrences in bipolar patients whose disease is in remission. Arch Gen Psychiatry. 2003;60(4):402-407.
  4. Bond K, Anderson IM. Psychoeducation for relapse prevention in bipolar disorder: a systematic review of efficacy in randomized controlled trials. Bipolar Disord. 2015;17(4):349-362.
  5. Rabelo JL, Cruz BF, Ferreira JDR, Viana BM, Barbosa IG. Psychoeducation in bipolar disorder: A systematic review. World J Psychiatr. 2021;11(12):1407-1424.
  6. NPO法人ネット心理教育ピアサポート. ゼミ参加者向け解説書.

コラムの更新をメールで通知

メールアドレスを登録すれば、コラム更新をメールで受信できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

さらにキーワードで検索したい方はこちら!

この記事を書いた人

NPO法人ネット心理教育ピアサポート 代表
双極性障害、ADHD当事者で薬剤師。
起業と株式上場経験あり。

目次